東京・八王子市にある松の湯は、昭和29年創業の老舗銭湯。
地元の人々に愛されている昔ながらの銭湯ですが、建物は中も外もピカピカ。
おしゃれに生まれ変わった松の湯の水風呂は飲めると聞きつけ、調査してきました。
松の湯の特徴
松の湯は2019年にリニューアル工事が行われ、施工には八王子を代表する芸能人・ヒロミのお兄さんが携わったそうです。
デザインは、サウナーから人気の五色湯や改良湯を手掛けた今井健太郎建築設計事務所とのことで、細部にまでこだわりが詰まっているのがわかります。
木札の下駄箱や煙突は昔ながらで懐かしさを感じつつ、暖簾がかかった入口や浴槽のタイル、壁画などがモダンでおしゃれでした。
松の湯のサウナ
松の湯のサウナに入るには、入浴料と別に400円かかります。
サウナ料金にはバスタオルとフェイスタオルが含まれているので、荷物が減るのも嬉しいポイント。
遠赤外線タイプのサウナが設置されている室内は銭湯らしくコンパクトな造りで、2段のベンチに最大8名座れるようになっています。
室内温度は90℃と十分な熱さです。
ただし、入口付近は扉の開閉で温度が安定しないので、あまりおすすめできません。
テレビがついていますが音量は小さめです。ただ大きな声で会話する人もいなかったので快適に過ごせました。
松の湯の水風呂
松の湯の水風呂は18℃ほどで、詰めれば5人ほどが入れます。
小さなライオンの口から勢いよく流れ続けている水は地下137mから汲み上げた天然水で、飲んでもOKとのこと。
ただし、井戸水なので飲む際は自己責任でお願いいたします。
常連さんの多くは持参のウォーターボトルに水を汲んで飲んでいました(浴場での飲食はNGなので、お水は脱衣所で飲みましょう)。
私も飲んでみたのですが、すっきりとしていて臭みなどはまったくありませんでした。
水風呂の肌触りは柔らかく心地良い冷たさで、延々と入っていられます。
松の湯の整いスペース
松の湯の整いスペースは、内風呂から露天風呂へ出る扉の横に2人ほど座れる小さなベンチが1台、露天風呂脇に同様のベンチが1台あります。
ベンチが置かれているスペースも狭いので、しっかり整うことはできません。
椅子もないので混雑時は整い難民になる可能性が大です。
まとめ
松の湯は懐かしさと今っぽさが混ざった居心地の良い銭湯でした。
お風呂は炭酸泉がメインで日替わりの薬湯やジェットバスもあります。
ロウリュなどはない昔ながらのサウナですが、蒸された後に入る天然水の水風呂は最高です。
駅から少し離れているのがネックですが、通いたくなる素敵な銭湯でした!