サウナが瞑想に向いているのはなぜ？
無心になる方法や注意点を解説

サウナが瞑想に向いているのはなぜ？

サウナが瞑想に向いている理由には、次のことが挙げられます。
●集中しやすいから
●習慣化できるから
それぞれの理由を掘り下げていきましょう。

集中しやすいから

サウナは瞑想に集中しやすい環境です。
瞑想は静かな場所で行うものですが、サウナでは基本的に黙浴がマナーとされています。
銭湯や大型のスーパー銭湯などでは会話をする人も少なくありませんが、他の場所と比べるとサウナ室は圧倒的に静かです。そのため、サウナは瞑想にピッタリの空間だといえるでしょう。

習慣化できるから

定期的に訪れるサウナでは、瞑想を習慣化できます。
じっくりと体を温めていくのと同時に瞑想をすれば、体も心もととのえることができて一石二鳥です。瞑想を習慣化することは集中力の向上や感情の安定に繋がります。
毎日だとなかなか続けられないものですが、サウナとセットで行うようにすれば習慣化できそうですよね。

サウナで瞑想する方法

ここからは、サウナで瞑想する方法をご紹介いたします。
普段の入り方に少し工夫をするだけで良いので、ぜひ試してみてください。

姿勢良く座る

サウナで瞑想をするときは、姿勢良く座ることが大切です。
骨盤を立てて、背骨を真っ直ぐにすることを意識して座りましょう。頭のてっぺんを引っ張られるようなイメージを持つとわかりやすいと思います。
座り方は足を下すか胡坐がおすすめですが、足が温まりにくい人や姿勢を保ちづらい人は胡坐がおすすめです。
目を空けていると雑念が入るので、目を閉じるか深めのサウナハットをかぶって視界をシャットアウトします。

呼吸に集中する

次に、自分の呼吸に集中します。
呼吸の仕方に決まりはないので、自然に呼吸をすればOKです。無意識に吸って吐いてを繰り返すのではなく、呼吸によって肺が膨らむことや全身に酸素が行き渡っていくことをイメージしてください。

温まっていく体に意識を集中させる

熱さを感じてきたら、今度は温まっていく体に意識を集中させましょう。
ジワジワと体の芯まで温まっていくことや、血液が循環していることをイメージします。途中で雑念が生まれたら無理に捨てようとせず、一度受け入れてから手放すようにすればOKです。

水風呂で冷たい感覚に意識を集中させる

水風呂でも冷たいという感覚に意識を集中させましょう。
体が冷えていく感覚や、汗腺がキュッと引き締まる感覚に集中して過ごします。座り方や時間に決まりはないので、集中しすぎて体を冷やしすぎないように注意してください。

ととのいを味わう

サウナ瞑想の仕上げでは、ととのいを十分に味わいましょう。
ベッドやイスで楽な体勢をとり、目を閉じて周囲の音や風に感覚を委ねます。思いっきり脱力できたら終了です。

サウナで瞑想するときの注意点

サウナで瞑想するときは、次の点に注意が必要です。
●テレビがあるサウナは避ける
●水分補給をする
●長く入りすぎない
●無心になれないときは中断する
それでは、1つずつ詳しい内容を見ていきましょう。

テレビがあるサウナは避ける

サウナで瞑想するときの1つ目の注意点は「テレビがあるサウナは避ける」です。
テレビがあると音が気になってしまうため、なかなか集中できません。黙浴がマナーでもテレビの音につられて会話をする人がいる場合もあるので、瞑想をするときはできるだけ静かなサウナを選びましょう。
難しい場合は、遮音性の高い耳栓を持参することをおすすめします。

水分補給をする

サウナで瞑想するときの2つ目の注意点は「水分補給をする」です。
通常のサウナでも大切なことですが、瞑想をするときは集中しているので水分補給を忘れがちになります。「気付いたら脱水症状を起こしていた」なんてことにならないように、1セット終わるごとに水を飲むなど工夫をするようにしましょう。

長く入りすぎない

サウナで瞑想するときの3つ目の注意点は「長く入りすぎない」です。
目を閉じて集中していると、時間を忘れてつい長く入ってしまいます。長時間のサウナは体調を崩す恐れがあるので、時々時間を確認して12分をめどに出るようにしましょう。

無心になれないときは中断する

サウナで瞑想するときの4つ目の注意点は「無心になれないときは中断する」です。
考え事が多いときは、なかなか無心になることができません。
集中して瞑想しようと思っても雑念が消えないことはあるので、無心になれないことにストレスを感じてしまうなら思い切って中断しましょう。瞑想による効果を十分に得るためには見極めも大切です。

まとめ

今回は、サウナと瞑想の関係について解説いたしました。
サウナでの瞑想を習慣化できれば、心と体を同時にととのえることができます。精神が安定して集中力が高まれば日常生活にも良い影響が生まれるので、ぜひ実践してみてくださいね。