だんだんと気温が下がってきて、冷え性の人には辛い時期がやってきました。
靴下や手袋を身に着けてもなかなか改善するのが難しい症状ですが、サウナが効果的だといわれています。
そこで今回は、サウナで冷え性を改善させるための効果的な入り方や注意点をまとめました。
今年の冬こそ冷え性を治して温かく過ごしたい人は、ぜひ参考にしてください。

サウナは冷え性にどんな効果がある?
サウナは冷え性にさまざまな効果をもたらします。
具体的な効果は次の通りです。
●血行改善
●自律神経の乱れを改善
サウナの効果としてよく目にする内容ですが、これらがなぜ冷え性に効果的なのか詳しく見ていきましょう。
血行改善
サウナが冷え性にもたらす1つ目の効果は血行改善です。
高温で体を温めると血管が拡張されて血行が良くなります。血行が良くなり手足の先まで血液が循環するため末端冷え性にも効果的です。
むくみも同時に改善されて冷えにくい体になるので、継続的にサウナに入ることをおすすめします。
自律神経の乱れを改善
サウナが冷え性にもたらす2つ目の効果は乱れた自律神経の改善です。
交感神経が優位の状態だと血管が収縮してしまい、手足の先まで血液を行き渡らせることができません。
サウナと水風呂を繰り返す温冷交代浴は自律神経を整える働きがあるため、正常な血液循環が期待できます。
自律神経の乱れはストレスが大きく関係しているので、サウナで心も体もケアしてあげましょう。
サウナで冷え性を改善するための効果的な入り方
サウナで冷え性を改善するための効果的な入り方は次の通りです。
●サウナ前は湯舟に浸かる
●水風呂の温度に注意する
普段の入り方を少し変えるだけで、より高い効果が得られます。
それでは、具体的な内容をご覧ください。
サウナ前は湯舟に浸かる
サウナで冷え性を改善するための効果的な入り方は「湯舟に浸かる」です。
秋からは気温が下がり肌寒くなってくるので、サウナ前は湯舟に浸かって体を温めることをおすすめします。いきなりサウナに入ると体の表面だけが温まり、芯まで温めることができません。
全身がしっかり温まらないと血液の循環も良くならないため、湯舟で十分に体を温めるようにしましょう。
水風呂の温度に注意する
サウナで冷え性を改善するための効果的な入り方は「水風呂の温度に注意する」です。
水風呂の温度が極端に低いと、体を冷やし過ぎてしまいます。15~17℃が適温とされているので、それ以下の水風呂は避けるようにしましょう。
サウナの後に手足が冷えるのはなぜ?
サウナの後に手足が冷えるのは、体温の低下が原因です。
高温のサウナ室を出ると温度差で体温が低下するため、一時的に手足が冷える場合があります。また、長時間の外気浴も体を冷やす原因の1つです。
サウナを出た後の外気浴は短めにして、体が温まっているうちに靴下を履くなどしてしっかり保温しましょう。
冷え性に効くのはどっち?
体を温めるという意味ではお風呂や岩盤浴も同じですが、冷え性に最も効果的なものは何でしょうか?
サウナとお風呂、サウナと岩盤浴はどっちが冷え性に効くのか比較しました。
お風呂
サウナとお風呂はどちらも冷え性に効果があります。
体を温めることで副交感神経が優位になり、自律神経が整うという点も同じです。とはいえ、体が温まるまでに要する時間には差があります。
サウナは1回10分程度なのに対し、お風呂は冷え性対策だと1回20分程度浸かるのが良しとされているため時間がかかります。また、サウナは毎日入らなくても効果があるので、ゆっくりお風呂に入る時間が取れないという人にはサウナがおすすめです。
岩盤浴
サウナと岩盤浴も冷え性に対する効果は同じです。
ただ、体の内側までじっくり温めるという点では岩盤浴の方が効果的かもしれません。
横になることで全身をムラなく温めることができるため、足が温まるまでサウナにいられないという人には岩盤浴がおすすめです。
同じ日にサウナと岩盤浴に入っても問題ないので、冷えが辛い場合は両方入るのも良いでしょう。
まとめ
今回は、サウナで冷え性は改善できるか解説いたしました。
サウナは冷え性を改善するのにピッタリの方法です。血行を改善し、自律神経の乱れを整えることで体温調整を正常にする効果があります。
さらに、効果を上げるためにはサウナ前に湯舟に浸かり体を温めるのがおすすめです。
せっかく温めても湯冷めしたら逆効果なのでサウナ後の外気浴は短時間で済ませて、しっかりと保温しましょう。