サウナブームの影響からか、最近では子供サウナーを見かける機会が増えました。
ドラマ『サ道』でも偶然さん(三宅弘城)が娘と一緒にサウナを楽しむシーンがあったので、「子供もサウナに入るんだ」と思った方もいたのではないでしょうか。
もちろん施設によっては利用者を大人に限定しているところもありますが、サウナ自体は子供が入っても問題ありません。
今回は、子供がサウナに入れるのは何歳からなのかをはじめ、効果や注意点について解説していきます。
子供のサウナは何歳からOK?
子供のサウナは何歳からでもOKです。
そもそもサウナはお風呂と同じ温浴効果があるものなので、フィンランドでは小さな子供もサウナに入るといいます。ただし、どんなサウナでも入れるというわけではありません。
大人が好む高温のサウナは子供の体には負担が大きいため、サウナの種類や入り方には注意が必要です。
日本では年齢制限が設けられていませんが、施設ごとのルールに従い入るようにしましょう。
子供にもサウナ効果はある?
血行改善や自立神経を整えるといったサウナ効果は子供にもあります。実際に、海外の研究ではサウナに入る習慣がある子供の方が病気になりにくいという結果が出ているそうです。
サウナに入ることで新陳代謝が活発になり免疫力も高まるため、風邪やインフルエンザの予防にも効果的といえるでしょう。
一方で、子供がサウナでととのうことを求めるのは非常に危険です。
未熟な体には負担が大きすぎるので、あくまでも子供のサウナは健康増進のためと捉えるようにしてください。
子供連れでサウナへ行く時の注意点
子供がサウナに入っても問題ないのであれば、一緒にサウナを楽しみたいというパパママも多いと思います。
とはいえ、具体的にどんな点に注意すれば良いのかピンとこないですよね。
ここからは、子供連れでサウナへ行く時の注意点について1つずつ見ていきましょう。
大人が同伴する
子供連れでサウナへ行く時の1つ目の注意点は「大人が同伴する」です。
サウナに慣れていない子供には、出るタイミングを教えてあげる必要があります。
我慢して入っていると具合が悪くなってしまうため、無理をしていないか隣で様子を見ることが重要です。
また、サウナ室のベンチは角があるものが多いので、転んでケガをしないようにサポートしてあげましょう。
短時間で済ます
子供連れでサウナへ行く時の2つ目の注意点は「短時間で済ます」です。
温度の低いサウナでも子供の体には負担が大きいため、長時間入ることはおすすめできません。
大人には物足りないかもしれませんが、2〜3分程度で切り上げて、多くても2セットまでを目安に入るようにしましょう。
水風呂は控える
子供連れでサウナへ行く時の3つ目の注意点は「水風呂は控える」です。
大人にとってサウナを出た後の水風呂は欠かせないものですが、子供の体には負担が大きすぎます。
最悪の場合はヒートショックを起こす恐れがあるので、クールダウンするならシャワーでサッと汗を流す程度にしましょう。
水分補給を十分にする
子供連れでサウナへ行く時の4つ目の注意点は「水分補給を十分にする」です。
サウナでは大量の汗をかくので、こまめに水分補給をして脱水症状を予防しましょう。
マイボトルを用意して「サウナを出るまでに1本分飲みきる」と決めておくと、子供でも意識的に水分を摂ることができます。
マナーを守らせる
子供連れでサウナへ行く時の5つ目の注意点は「マナーを守らせる」です。
サウナのマナーやルールは大人に限定されたものではありません。最低でも次の2点は守らせるようにしましょう。
・サウナの前に体を洗う
・大声で話したり走り回ったりしない
サウナの前に体を洗うのは基本のマナーです。他の人に不快感を与えないためにも、きちんと体を洗ってからサウナに入ることを教えましょう。
また、サウナでの黙浴も基本マナーです。子供の声は特に響くので、他の利用者にうるさいと思われてしまう可能性があります。
楽しくてはしゃいでしまうかもしれませんが、騒ぐ前にきちんと教えておきましょう。
子供におすすめのサウナはある?
子供におすすめのサウナは、ミストサウナやスチームサウナです。
低温のサウナなら子供でも負担が少ないので、安心して入ることができます。ミストやスチームが出ると視覚的にも楽しいので、子供も満足できるでしょう。
ドライサウナのように高温で湿度の低いサウナは負担が大きく子供向きではないので、避けるのが無難です。
まとめ
今回は子供がサウナに入れるのは何歳からか解説いたしました。
日本ではサウナに入ること自体に年齢制限は設けられていませんが、施設によっては細かく年齢が提示されている場合があります。
年齢条件に合っていても、大人と同じようなサウナの入り方をするのは危険です。
子供の体に負担がかからないように、短時間で済ます・水風呂は控える、などの工夫をしましょう。