ドラクエ（ドラゴンクエスト）といえば定番のRPGですが、サウナ用語にも『ドラクエ』といわれるものがあります。人気ゲームなので一見良い意味なのかと思われがちですが、そうではないようです。
今回は、ドラクエと呼ばれるサウナでのマナー違反行為について解説いたします。
ドラクエ行為に遭遇してしまった時の対処法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
サウナのドラクエ行為とは
サウナのドラクエ行為とは、数人で同じ行動をとることを意味します。
「ドラクエ」というネーミングは、勇者に続いて他のメンバーがゾロゾロと移動する様子から付けられました。
大人数でサウナに入り同時に水風呂へ入るという異様さは、まさにドラクエで見るパーティーの移動そのものです。
ドラクエ行為を行うのは大学生を中心とした若い層が多く、純粋にサウナを楽しみたい利用者から煙たがられています。
サウナのドラクエ行為がマナー違反といわれる理由
サウナのドラクエ行為がマナー違反といわれる理由は主に2つです。
誰かと一緒にサウナを楽しむことは決して悪いことではありません。
とはいえ、知らぬ間にドラクエ行為をしてしまっている可能性もあるので、マナー違反といわれる理由を知っておきましょう。
大人数でのスペース占領
サウナのドラクエ行為がマナー違反といわれる1つ目の理由は「大人数でのスペース占領」です。
広さにもよりますが、4人以上でサウナを利用するとサウナ室や水風呂を占領してしまう場合があります。特に水風呂はサウナ室の広さに比べて小さめなので、数人が一度に入ってしまうと他の利用者は入れません。
短めに切り上げて場所を譲ることができればお互い気持ちよく過ごせるのですが、他人のことはお構いなしにふるまってしまうのがドラクエの特徴です。
うるさい
サウナのドラクエ行為がマナー違反といわれる2つ目の理由は「うるさい」です。
大人数で固まって行動すると起こりがちなのが、大きな声での会話。ドラクエ行為を行う集団は人数が多いと周りの目も気にならないのか、サウナ室や水風呂・ととのいスペースでも喋り続けます。
サウナでは黙浴が基本なので、大きな声での会話は他の利用者にとって大変迷惑です。
サウナ室で会話が禁止されている理由
サウナ室で会話が禁止されている理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は「静かに過ごしたい人が多いから」です。
とても単純な理由ですが、サウナでは静かに集中したいという人が多いため、ほとんどの施設が黙浴をルールとしています。小声で話しても静かな空間では音が響いてしまうので、どうしても話したいのであれば会話OKの施設へ行くようにしましょう。
2つ目は「感染症対策のため」です。
最近はコロナも落ち着いてきましたが、感染症は他にもたくさんあります。例えばインフルエンザに罹った場合、すぐに症状が出るわけではありません。
密閉性の高いサウナ室で会話をすると飛沫感染させてしまう恐れがあるので、感染症対策のためにも会話は控えましょう。
サウナのドラクエ対策
サウナのドラクエ行為にストレスを感じてしまうと、リフレッシュどころではなくなってしまいます。
仲間を引き連れた勇者がいつ現れるか分かりません。せっかくのサウナタイムを残念な時間にしないためには、事前の対策が必要です。
個室サウナを利用する
サウナのドラクエ対策1つ目は「個室を利用する」です。
施設側が『会話厳禁』と厳しいルールを設けていない限り、ドラクエに遭遇しないという保障はありません。
絶対に遭遇したくないのであれば、個室サウナへ行くのが無難です。
最近は1人用でコスパの良い個室サウナもあるので、探しておくと良いでしょう。
耳栓を利用する
サウナのドラクエ対策2つ目は「耳栓をする」です。
ドラクエ行為をする集団は、いつ現れるかわかりません。静かに過ごすつもりだったのにうるさくてリラックスできない、ということにならないように耳栓を用意しておきましょう。
サウナ用の耳栓は遮音性の高いものが多いので、1つ持っておくことをおすすめします。
時間帯を変える
サウナのドラクエ対策3つ目は「時間帯を変える」です。
早朝や深夜は利用者が少ないため、ドラクエに遭遇する確率が下がります。普段利用する時間帯によく遭遇するのであれば、いつもと違う時間に変えてみると良いかもしれません。
施設の口コミやSNSを調べると落ち着いて入れる時間帯がわかる場合があるので、事前にチェックしておきましょう。
まとめ
今回は、サウナのドラクエについて解説いたしました。
ドラクエという名前の由来は、ゲーム内でキャラクターが移動する様子からきています。響きは面白いですが、サウナでのドラクエ行為はマナー違反です。
集団で水風呂に入れば他の利用者が入れないだけでなく、水風呂の温度もぬるくなってしまいます。
利用者全員が気持ちよくサウナを堪能できるように注意したいものですね。
