サウナに入った翌日、何となく体調が悪いと感じたことはありませんか?
せっかくサウナに入ったのに体調不良になってしまうと、残念な気持ちになりますよね。
自律神経を整え免疫力を上げるはずのサウナで体調不良を引き起こすのには、いくつか原因があるようです。
今回は、サウナの翌日に体調不良になる原因や対処法について解説していきます。
サウナの翌日に体調不良になる原因
サウナの翌日に体調不良になる原因は、次の5つにあります。
・長時間のサウナ
・休憩時間の不足
・水分不足
・栄養不足
・蓄積疲労
これらを見てわかる通り、サウナに入ること自体に問題があるというわけではありません。
サウナでの過ごし方や体調によって体調不良を引き起こす恐れがあるので、どのようなことが原因になるのか詳しく見ていきましょう。
長時間のサウナ
何セットもサウナに入ったり、1セットの時間を長く取ると体への負担が大きくなります。
サウナと水風呂の交代浴で血圧や心拍数が急激に上下するため、必要以上に入るとかえって体調不良を起こしたり疲労が倍増してしまうのです。
長く入るほど効果があるような気がしますが、長時間のサウナは逆効果なのでご注意ください。
休憩時間の不足
休憩時間が不足していると、サウナと水風呂で刺激された交感神経が高まったままで緊張状態が続いてしまいます。
交感神経が働いたままだと寝つきが悪くなるため、結果的に寝不足に。
眠れないことで体のだるさなど様々な不調を引き起こすため、水風呂を出た後の休憩はしっかりとる必要があります。
水分不足
大量に汗をかくサウナで十分な水分補給ができていないと、脱水症状になってしまいます。
翌日に頭痛やだるさがあれば、脱水症状の可能性があるので早めに病院を受診するようにしましょう。
また、サウナでの水分不足は足がつる原因にもなります。サウナに入った後、就寝中にこむら返りになったことがある人も要注意です。
栄養不足
サウナで汗をかくと、水分と同時にナトリウムやミネラルなどの栄養素が失われます。
ナトリウムが不足すると頭痛や吐き気を引き起こし、ミネラルが不足すると食欲不振やだるさを引き起こすため、栄養管理にも注意が必要です。
オロポなどサウナ上がりにピッタリなドリンクもありますが、飲み物だけでは不足した栄養を補うことはできません。
蓄積疲労
疲労改善に効果的なサウナですが、疲労が溜まっている状態では十分な効果が得られません。
温冷浴が体に与える負担は疲労を増やしてしまうため、翌日も重だるさが抜けない場合があります。
残念ながら、サウナだけで蓄積疲労を改善するのは難しいといえるでしょう。
サウナ翌日に体調不良を起こさないための対処法
ここからは、サウナ翌日に体調不良を起こさないための対処法について解説していきます。
先ほど紹介した体調不良になる原因に当てはまるものがあれば、ぜひ参考にしてください。
長時間のサウナは控える
長時間サウナに入っても、より高い効果を得ることはできません。1回のサウナは長くても12分で出るようにして、3セットまでにしましょう。
その日の体調に合わせて時間やセット数を調整することで、体調を整えることができます。
休憩時間を十分にとる
水風呂から出たばかりの体内は、交感神経が活発に働いている状態です。副交感神経を働かせるため、椅子に座るなどして10分ほど休憩時間をとるようにしましょう。
外気浴スペースにリクライニングチェアなどがあれば、横になるのもおすすめです。十分に休憩することで自律神経が整い、質の高い睡眠をとることができます。
栄養バランスが整った食事をとる
サウナの後には失った栄養素を補うための食事が欠かせません。できるだけ偏りのない、肉と野菜のバランスがとれた食事をとることでしっかりと栄養を補えます。
いわゆる「サ飯」と呼ばれるものにはガッツリ系のものが多いですが、偏らないようにサラダや小鉢を足すと良いでしょう。
疲労回復に繋がる方法を試す
蓄積疲労を感じている人は、サウナに入る以外に岩盤浴で芯から体を温めたり整体で体をほぐすなど、何かプラスすることをおすすめします。組み合わせることでより深いリラックス状態を得られるため、質の良い睡眠がとれるでしょう。
普段より長めに睡眠時間をとることも、疲労改善にとって重要なポイントです。
まとめ
今回は、サウナの翌日に体調不良になる原因と対処法について解説いたしました。
サウナは健康に良いというイメージが強いですが、同時に体には大きな負担がかかっていることを忘れてはいけません。
間違った入り方をするとヒートショックや血栓症になる恐れもあるので、翌日のちょっとした体調不良も見逃さないようにしましょう。