サウナに入るならヘアケアが必須だとよく耳にしますが、髪が傷む理由や対処方法はご存知でしょうか？
何もせずサウナに入り続けると、髪が傷むだけでなくヘアカラーの色落ちも引き起こしてしまいます。
また、抜け毛の原因にも繋がるため、男女問わずサウナでのヘアケアは重要です。
今回は、サウナで髪が傷む理由とヘアケアについて解説していきます。
サウナで髪が傷むのはなぜ？
サウナで髪が傷む理由は熱と乾燥です。
髪の毛は主にタンパク質でできています。タンパク質は熱を加えると「熱変性」という現象により固まってしまいます。卵をイメージすると分かりやすいと思います。生卵がゆで卵になるのと同じです。
乾いた髪だと100℃くらいから熱変性は起こります。ですが、濡れた状態だと60℃くらいで熱変性が始まってしまうのです。
さらにサウナでは乾燥もします。特に湿度の低い高温のサウナでは髪の水分が失われパサパサになってしまいます。
長時間ドライヤーを当てているのと変わらないので髪が傷むのも当然ですよね。
傷んだ髪は紫外線ダメージも受けやすくなるため、十分なケアが必要です。
サウナに必要なヘアケア
サウナでは、入る前から出た後まで十分なヘアケアが必要です。
サウナ前・サウナ中・サウナ後に分けて必要なケア方法をご紹介いたします。
サウナ前のヘアケア
サウナ前のヘアケアは「髪を濡らさない」「ヘアオイルで保湿」の2つがポイントです。
どのようにして髪を守るのか、具体的な方法を見ていきましょう。
髪を濡らさない
濡れている髪はキューティクルが開いているため、水分やタンパク質が流れ傷みやすく、熱変性も起こりやすい状態です。
そのため、サウナ前は髪を濡らさないようにすることが大切です。
シャンプーでスッキリ洗ってから入りたいところですが、ちょっと我慢して出てから洗うようにしましょう。
髪が濡れてしまった場合は、ゴシゴシとこすらずにタオルで挟むようにしてできるだけ水分を拭き取るようにしてください。
ヘアオイルで保湿して髪を守る
熱による乾燥ダメージから髪を守るには、ヘアオイルを使用します。
ヘアオイルには髪の内側からの水分を逃しにくくする効果があるので、毛先を中心にしっかりと塗りましょう。
まんべんなく行き渡るように、オイルを塗った後は髪全体を目の細かいコームでとかすのがおすすめです。
サウナ中のヘアケア
サウナ中のヘアケアで最も重要なのは髪全体を覆うことです。
高温の中で髪をさらしたままにすると、ダメージが大きくなってしまいます。
サウナハットや大判のタオルで髪全体を覆い、熱や乾燥から守ってあげるようにしましょう。
よりダメージを減らしたい場合や髪の長い人は、サウナハットの下にシャワーキャップをかぶるのもおすすめです。
二重に保護できて水濡れもしないので安心ですよ。
サウナ後のヘアケア
サウナを出た後はしっかり保湿をして、十分に乾かすことが大切です。
乾燥ダメージに有効な保湿方法と乾かし方のコツを見ていきましょう。
保湿力の高いシャンプーとトリートメントを使う
サウナで乾燥しきった髪の毛には、保湿力の高いシャンプーとトリートメントを使用します。
乾燥と汗でパサパサ＆ギシギシになった髪の毛はシャンプーの前にしっかりとお湯で余洗いをして、頭皮を揉むように優しく洗いましょう。
抜け毛を防ぐためにも、毛穴に詰まった皮脂をしっかり洗うことは重要です。
シャンプー後はよくすすぎ、トリートメントで髪を保護してあげます。
ヘアオイルで保湿する
髪を洗った後はタオルでしっかり水分を取り、ヘアオイルで保湿します。
ドライヤーからの熱ダメージから髪を守るためにも、このひと手間は大切です。
髪全体をよく乾かす
最後は髪の水分を逃さないために全体をよく乾かします。
毛先は傷みやすくデリケートなので、ドライヤーの風は根元に当てて髪を小刻みに揺らしましょう。
ドライヤーを使う前に吸水性の高いタオルで水分をしっかり取っておくと、乾かす時間が短縮されるのでおすすめです。
まとめ
今回は、サウナでのヘアケアについてご紹介いたしました。
体と心には良いことづくめのサウナですが、残念ながら髪にとっては悪影響しかありません。
せっかく気持ちよく整っても髪の毛がボロボロに傷むのは悲しいですよね。
サウナに入るときはいつも以上にケアをして、美しく健康な髪を保つように心がけましょう。
