出張や観光に便利なビジネスホテル。設備やサービスを最低限に抑えることでリーズナブルな料金で利用できます。宿泊に特化した印象が強いビジネスホテルですが、近年のサウナブームを受けてサウナを導入するビジネスホテルも増えています。
こうしたサウナ付きビジネスホテルの先駆けが「ドーミーイン」です。サウナ―も納得するこだわりのサウナはファンも多く「もはやビジホではなくサウナ施設」と言われることも。今回はドーミーインのサウナを紹介します。
ビジネスホテルとは
ビジネスホテルはその名の通り、出張などのビジネス利用を目的としたホテルです。その歴史は古く、東京・新橋にある「第一ホテル東京」も、1938年に大型のビジネスホテルとして開業したものだそうです。
その頃のビジネスホテルは、計算機や複写機、電話やタイプライターなどが無料で使えるビジネスコーナーがあったり、会議室や宴会場が備わっていたりと今よりも規模の大きいものでした。
高度経済成長期に入り出張が盛んになると、会議室や宴会場、レストランなどをなくした、宿泊に特化した現在のようなビジネスホテルのチェーン展開が活発になります。
1990年代以降はさらにサービスや設備を最低限に、駅から近い、インターネットが利用できるなど利便性は保ちながらも、出張客をメインに客室はシングルルームを多めにして、面積も狭めにした低価格なビジネスホテルが増えました。
今日では、ビジネスホテルはその利便性から、ビジネス利用よりも観光利用が圧倒的に多いそうです。
ビジネスホテルになぜサウナ？
前述の通り、ビジネスホテルは時代の流れとともに、よりコンパクトに宿泊に特化した形に変化してきました。集団から少人数、個人で利用する施設としてシフトしてきた結果だと思います。
そんななか、1993年にビジネスホテル「ドーミーイン」が誕生します。
ドーミーインを展開する共立メンテナンスはもともと学生寮や社員寮を運営しており、ドーミーインはその社員寮を出張用に一泊から利用したいという声から事業化したものだといいます。
低価格で最低限の設備、❝寝られればいい❞という当時のビジネスホテルの常識に反し、❝寮のようなアットホームなおもてなし❞をコンセプトとし、寮と同じように手足が伸ばせる大浴場とサウナを設置したのだそうです。 現在、都内には11施設のドーミーインがありますが、すべての施設に大浴場とサウナが完備されています。
さて、肝心のサウナは…
前置きが長くなりましたがドーミーインのサウナです。
基本的には、高温低湿のドライサウナです。温度は95～100℃ほど。一部、女性用の浴場に低温高湿のミストサウナを設置している施設もあります。施設によりますがロウリュも可能です。水風呂は15℃前後。新しい施設では全身がつかれる90cmの深さとなっています。既存の施設に関しては改修などの際に順次90cmに変更予定だそう。
こうしたサウナの設計はサウナ愛好家を満足させるためというこだわりを持って決めているそうです。
サウナブームの前からホスピタリティの一環としてデフォルトでサウナを設置していたドーミーインです。蓄積されたノウハウとこだわりが詰まったサウナがよくないわけはありませんよね。
そのレベルの高さから「もはやビジホではなくサウナ施設」と言われるほど。2019年のサウナシュランでは特別賞を受賞しています。
さらに、ドーミーインにはうれしいサービスがたくさんあります。
宿泊者限定で毎日21時30分から23時までの間、無料で食べられる「夜鳴きそば」はサウナ後のサ飯にぴったりです。湯上がり後のミニアイスやヤクルトもあります。
大浴場やサウナもさることながら、こうした無料サービスの手厚さもあり、ドーミーインにはサウナ―のみならず多くのファンがいます。ドーミーインの熱烈なファンを指す「ドミニスト（ドミニスタ）」という言葉があるほどです。
ビジネスホテルという立地の良さもありながら、どこの施設でもこだわりのサウナを満喫できるのはうれしいですね。女性サウナ―にもとても評判がいいそうです。
後楽園店ではサウナだけのプランあり
ドーミーインの大浴場やサウナは、基本宿泊者しか利用できません。しかし都内では、ドーミーイン後楽園だけサウナプランがあるのです。 価格は1回1,800円。月額のサブスクプランもあり、こちらは月4回で6,800円とお得です。利用可能時間は、午前の部5時から10時と、午後の部15時から20時（最終入場は19時）。
予約は温浴施設向けアプリ「habitat（ハビタット）」から可能です。
いかがでしたか。
サウナ―からの評価も高いドーミーインのビジホサウナをぜひ体験してみてください。サウナ初心者の方にもおすすめです。
※紹介記事内の画像はすべて公式ホームページから転載させていただきました。
※詳細はホームページよりご確認ください。
▼ドーミーインサウナの最新情報は、Facebookの「サウナ部」コミュニティや、ドーミーインが運営するブログ「DOMINISTYLE」のサウナ部をチェック！
