秋は夏の猛暑が落ち着き、冬の厳しい寒さが訪れる前の心地よい季節です。
しかし一方で、朝晩の冷え込みや空気の乾燥が進む時期でもあります。
そんな秋にサウナを楽しむ際は、気候に合わせて「温度」と「湿度」を工夫することで、より快適かつ効果的な時間を過ごすことが可能です。
今回は、秋ならではのサウナ温度・湿度の調整術を解説いたします。

秋に適したサウナ温度とは?
秋は外気温が下がるため、真夏と同じ高温サウナでも体感温度が異なります。
適切な温度を見極めて、快適なサウナ体験へと繋げましょう。
高温サウナ(90℃~100℃)のメリットと注意点
高温サウナは発汗量が多く「しっかりととのいたい」人におすすめですが、秋の乾燥シーズンは体内の水分が不足しやすく、のぼせやすい点に注意が必要です。
長時間無理に滞在するよりも、5〜8分を目安に休憩を挟むようにしましょう。
中温サウナ(80℃~85℃)でじっくり温まる
気温差が大きい秋は、自律神経の乱れを感じやすい時期。
中温サウナはじっくり時間をかけて体を温められるため、リラックス効果が高まります。
初心者や体調に不安がある人には、この温度帯がおすすめです。
低温サウナ(60~70℃)+外気浴で深いリフレッシュ
低温サウナは秋の肌寒さと相性抜群です。
低音で無理なく温めた後、外気浴に出ると季節の涼しい風が心地よく、深いリフレッシュ感を得られます。
岩盤浴や塩サウナなども、この時期にぴったりの選択肢といえるでしょう。
温度調整の重要性
温度と並んで、湿度もサウナ体験を左右する重要な要素です。
秋は乾燥しやすいため、温度を工夫することで呼吸が楽になり、快適さが大きく変わります。
ロウリュで湿度を一時的に上げる
フィンランド式のロウリュは、サウナストーンに水をかけて一気に蒸気を発生させる方法です。
乾燥しやすい秋は、ロウリュを取り入れることで肌や粘膜を和らげ、呼吸もしやすくなります。
施設によってはアロマ水を使ったロウリュがあり、ユーカリやカモミールなら粘膜ケアやリラックスに効果的です。
ミストサウナやスチームサウナを活用
湿度が高いミストサウナやスチームサウナは、秋の乾燥対策にぴったり。
比較的低温で肌や粘膜に優しく、保湿効果も期待できます。
高温サウナの後にスチームを組み合わせると、メリハリが生まれてさらに快適です。
自宅でできる加湿ケア
サウナ施設に行けない日でも、自宅でのケアは可能です。
シャワー時に浴室を蒸気で満たして「プチスチーム体験」をする、加湿器を利用して室内環境を整える、といった工夫は粘膜や肌を守る助けになります。
秋サウナの外気浴を快適にする工夫
秋の外気浴は、季節の涼しい風を感じられる格別の時間です。
しかし、肌寒さが強すぎると体を冷やしてしまうこともあるので、工夫してととのいタイムを楽しみましょう。
外気浴のポンチョやガウンを活用
秋の夕方や夜は一気に冷え込むため、外気浴時に体を冷やしすぎない工夫が欠かせません。
サウナポンチョやガウンを羽織れば、体温を守りつつ風の心地よさを楽しめます。
タイミングを意識してととのう
秋は気温が安定しないため、外気浴の時間を自分の体調や気温に合わせて調整することが大切です。
冷えを感じたら無理せず休憩を切り上げて、温かいドリンクを摂るなど柔軟に対応しましょう。
まとめ
秋のサウナを快適に楽しむには、気温や温度の変化を意識した温度設定と工夫が必要です。
高温サウナでしっかり汗をかくのもよし、中温でリラックスするのもよし。
さらにロウリュやスチームを活用して温度を整えれば、肌やのどを守りながら快適に過ごせます。
外気浴では冷えすぎを防ぐ工夫も取り入れ、秋ならではのサウナ体験を楽しみましょう。