サウナに入るときは水分補給が欠かせませんが、具体的にどれくらい飲めば良いのかご存知でしょうか?
水分補給も、喉が渇いたタイミングでなんとなく飲んでいるという人もいるかと思います。
しかし、サウナで失われる水分は非常に多く、水分補給を怠ると体調を崩しかねません。
今回はサウナの水分補給はどれくらい必要なのかを中心に、摂取のタイミングやおすすめの飲み物などを解説いたします。

サウナの水分補給はどれくらいするべき?
サウナでは1回のセットで約500㎖、3セットなら約1.5ℓの汗が排出されるため、セット数に応じた量の水を補給する必要があります。
とはいえ、一度に飲んでも意味がありません。
1回の水分補給で体内に吸収される水の量は決まっているため、数回に分けて飲むことが重要です。
ここでは、どれくらいの水分が必要なのかを水分補給のタイミングごとに見ていきましょう。
サウナ前
水分補給のタイミング1つ目はサウナ前です。
サウナに入る直前ではなく、15分前には200㎖ほどの水を飲んでおきましょう。
ただし、200㎖というとコップ1杯分の量しかないため、サウナで失われる500㎖分に対して不足しています。
朝起きてからサウナへ行くまでの間も、こまめに水分補給しておくと安心です。
サウナの合間
水分補給のタイミング2つ目はサウナの合間です。
休憩する時にも200㎖ほどの水を飲んでおきましょう。
時々サウナ室で水分補給する人を見かけますが、あまり意味がありません。
発汗している状態では水分をとってもすぐに汗となって排出されてしまうため、サウナ室を出て水分をとるのがおすすめです。
サウナ後
水分補給のタイミング3つ目はサウナ後です。
サウナ前、休憩時とこまめに水分補給をしていても、サウナ後の体はカラカラで水分が不足しています。
また、水分以外にもビタミンやミネラルも不足している状態なので、同時に補給できる飲み物がおすすめです。
後ほどおすすめの飲み物についても解説するので、参考にしてください。
サウナで水分補給をしないとどうなる?
サウナで水分補給しないと、ヒートショックから心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
体内の水分が不足した状態の血液はドロッとしているため、スムーズに流れません。
サウナや水風呂での急激な血圧変化で押し流されると血管を詰まらせる可能性があるため、十分な水分補給が必要です。
頭痛やめまい、足が攣るなどの症状は脱水状態のサインなので、サウナを中断することをおすすめします。
サウナでの水分補給におすすめの飲み物
サウナでの水分補給におすすめの飲み物は次の通りです。
・ミネラルウォーター
・麦茶
・ルイボスティー
・スポーツドリンク
ミネラルウォーターや麦茶、ルイボスティーは失われがちなミネラルを含んでいるため、サウナ前やサウナの合間に飲むのがおすすめです。
スポーツドリンクには糖分やビタミンが含まれているので、サウナ後の水分補給に向いています。
サウナでの水分補給にNGな飲み物
サウナでの水分補給にNGな飲み物は次の通りです。
・アルコール
・コーヒーや紅茶
・緑茶
どの飲み物も利尿作用があり水分を逃してしまうため、サウナに行く時は控えるのがベストです。
特にアルコールは一時的に血圧を下げる作用があり、心筋梗塞などのリスクを高める可能性があるのでおすすめできません。
水分補給目的でもサウナへの持ち込みはNG?
サウナ室への飲料持ち込みは、水分補給目的であっても多くの施設がNGにしています。
多くの人が利用する浴場は湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。
ペットボトルや水筒の口から菌が増殖して食中毒を起こす恐れがあるため、持ち込みを許可している場合でもやめた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、サウナの水分補給はどれくらい必要なのかを解説いたしました。
サウナでは1セットで約500㎖の水分が排出されるため、水分補給は非常に重要です。
喉が渇いていなくても、3セット入るのであれば1.5リットル分の水をこまめに分けて飲むようにしましょう。