調布の「湯の森・深大湯」は昭和40年創業の老舗銭湯。
長い歴史のある銭湯だと昔ながらのどっしりとした建物をイメージするかもしれませんが、「湯の森・深大湯」はマンションの2階から4階部分にあるんです。
道路の拡張工事に伴いマンションの中に作り直した銭湯には、スーパー銭湯にも劣らない魅力が詰まっていました。
今回は、調布の銭湯「湯の森・深大湯」のサウナへ行ってみた感想をお伝えします。

受付
「湯の森・深大湯」の受付は2階にあります。
1階には駐輪場と下駄箱があるので、履き物を脱いでエレベーターで2階まで上がります。券売機が2台あるので、現金支払いなら券を購入して受付に出せばOK。PayPayで支払う場合は受付で声をかけてください。
サウナは入浴とのセット券があるので、そちらを購入します。
下駄箱の鍵と引き換えにサウナ室の鍵を渡してもらえるので、券と一緒に鍵を預けましょう。
補足ですが、平日利用ならサウナのポイントカードを発行してもらえます。
1回利用で1ポイントが付き、10ポイント貯まるとサウナ料金が1回分無料になるそうです。
平日にサ活をする人とっては嬉しいサービスですよね。


サウナ
「湯の森・深大湯」では、ロッキーサウナと遠赤外線サウナがそれぞれの浴場に1つずつ設置されています。
男女入れ替え制で、1週間ごとに実施しているようです。
ロッキーサウナ
今回私が利用したのはロッキーサウナの方でした。
サウナ室のベンチは2段で詰めたら14人は入れそうな印象ですが、マットが短いので敷かれている場所だけに座るなら定員は8人です。
80℃と低めの温度ですが、5分おきにオートロウリュが発動するのでぬるいという感覚はありません。
テレビが高い位置にあるので角度によっては見えませんが、浴場の入口にリモコンがあったので自由にチャンネルを替えても良いようです。
ただ、地域の常連さんが多いので一言かけた方がいいかもしれませんね。
その他、サウナの基本情報は次の通りです。
●温度:80℃
●収容人数:8~14人
●オートロウリュ:5分ごと
サウナマットはサウナ室の入口付近にあるので、持参しなくてもOKです。
遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナの基本情報は次の通りです。
●温度:90℃
●収容人数:12人
●オートロウリュ:なし
こちらは今回、入れなかったので詳しいことはわかりませんが、収容人数を見るとロッキーサウナに比べて少し狭そうです。
遠赤外線は体の深部まで到達し、内側から温める効果があるので体感温度は室温+15℃ほどにもなるそうです。
温度は遠赤外線サウナの方が高いので、しっかり温まれそうですね。
水風呂
水風呂はバイブラ無しで水深も標準の深さですが、大きめの造りなので2人でも足を伸ばして入れます。
サウナ室を出て数歩先にあるので導線がバッチリです。
その他、水風呂の基本情報は次の通りです。
●温度:20℃
●定員:3人
●水深:40~60㎝
今回入った水風呂はロッキーサウナ側ですが、遠赤外線サウナ側の水風呂も同じ条件のようです。
ととのいスペース
ととのいスペースはサウナ室や水風呂がある階にはありませんでした。
浴場内の階段を上がった先にある露天風呂エリアまで行かなければならないので、水風呂を出てすぐの移動は危ないかもしれません。
ロッキーサウナ側は椅子が4脚、遠赤外線サウナ側にはベンチが1台と椅子が5脚設置されています。
お風呂の特徴
「湯の森・深大湯」の浴場は、「オアシス」と「月のしずく」に分かれています。
それぞれの設備は次の通りです。
オアシス:ロッキーサウナ、電気風呂、炭酸泉、リラックスバス等
月のしずく:遠赤外線サウナ、円形ジャグジー、薬風呂、ボディマッサージ等
どちらも軟水を使用していて肌触りの良いお湯でした。
湯の森・深大湯の注意点
「湯の森・深大湯」には備え付けのシャンプー等が一切ありません。
知らずに入ってしまうと何もできないので、受付で購入するか事前に用意して持って行くようにしましょう。
また、脱衣所のロッカーやドライヤーには小銭が必要です。
ロッカーは100円、ドライヤーは3分20円なので多めに準備しておくことをおすすめします。
自動販売機でお金を崩そうとしても新札や新500円硬貨は使用できないので、ご注意ください。
まとめ
今回は、調布の銭湯「湯の森・深大湯」へ行った感想をご紹介いたしました。
地元の人達にとても愛されていることがわかる銭湯で、お店の方も常連さんも優しくほっこりした気持ちになれます。
サウナに派手さはないものの、ちょうど良い温度で通いたくなる心地良さです。
駅から離れているのが難点ですが、機会があればぜひ足を運んでみてください。