今年も11月11日「ととのえの日」にサウナシュラン2024が発表されました。
今回、選出された都内のサウナ施設は、昨年もランクインした「サウナ東京」(赤坂)をはじめ、「TOTOPA」(明治公園内)、「TREATMENT SAUNA SteaMs.」(赤坂)、「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」(大井町)の4施設です。
今回は、初選出の3施設について詳しく解説していきます。
TOTOPA(明治公園内)
都立明治公園にある「TOTOPA」は、2024年3月にオープンした施設です。
目の前には国立競技場があり、運動後に寄りやすいようランナーズロッカーが完備されています。
男性フロアには3つのサウナ・2つの水風呂・3つのととのいスペースがあるため、18通りの楽しみ方があるのがポイント。
女性フロアには館内着を着たまま入るスチームサウナと、香りにこだわった本格サウナがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
▼男性フロア
左脳用サウナ「左室」
「左室」は青い照明と壁面に施された直線的なデザインが左脳を刺激するサウナです。
見るだけで体感温度を2℃下げる効果があるといわれる青を取り入れていますが、温度は約100℃と高温。オートロウリュもあり、3つの中で最も高温のサウナとなっています。
熱いけど熱くないような新感覚を味わえると話題です。
右脳用サウナ「右室」
「右室」は暖色系の壁と丸みを帯びたデザインが右脳を刺激するサウナです。全体的に穏やかな雰囲気のある右室は、左室とは対照的でホッとできる空間になっています。
右室にもオートロウリュがあり、温度は約85℃と比較的楽に入れる設定。
ベンチではなく一人掛けの椅子が設置されているのも特徴です。
なごみのサウナ「ナ室」
和むことをテーマにした「ナ室」は左室と右室の間にあります。大きめの窓付きで開放感のあるサウナ室では、会話を楽しんだりドリンクを持ち込むことが可能です。
ナ室も温度は約85℃ですが、ボナサウナとセルフロウリュで効率よく体を温めます。
BGMにシティポップが流れているのも和めるポイントです。
深さの異なる2種類の水風呂
男性フロアの水風呂は約15℃の「深水風呂」と約12℃の「水風呂」があります。
注目したいのは何といっても深水風呂。最も深い場所は163cmですが、浴槽の中に階段があるので好みの深さでストップできるようになっています。頭から潜ってもOKなので、全身クールダウンしたい人におすすめです。
もう1つの水風呂は12℃とキンキンに冷えているので、冷冷(冷々)交代浴を楽しむのも良いでしょう。
3つのととのいスペース
男性フロアにのととのいスペースは「外気ラウンジ」「浴室ラウンジ」「リフレッシュラウンジ」の3つです。
外気浴ラウンジは屋外ではないものの、大きな窓から外気を取り入れ天井のファンが空気を循環させているので心地よく過ごせます。
浴室ラウンジは水風呂の目の前にあり、導線が最高です。
リフレッシュラウンジではデトックスウォーターやノンアルコールビールが飲み放題で利用できるため、好きなだけ水分補給ができます。
すべてのととのいスペースに十分に椅子が設置されているので、ととのい難民になる心配がありません。
▼女性フロア
スチームサウナ「すちこ」
「すちこ」は薬草を贅沢に使用した約70℃のスチームサウナです。
サウナ室には大きなせいろが2つあり、薬草を蒸してスチームを出しています。
室内は1人ずつ寝転べるようにスペースが区切られ、薬草が敷かれた床にタオルを敷いて寝転ぶのが特徴です。
館内着を着て利用するので、岩盤浴の薬草バージョンをイメージするといいかもしれません。
スマホの持ち込みもOKなので、時間をかけてじっくり体を温めたい時におすすめです。
香りを堪能する「かおるこ」
「かおるこ」は、大きなクスノキの板が設置された約90℃のサウナです。
クスノキの香りを味わいながら過ごすのですが、セルフロウリュの際にサウナストーンではなく板に「ウォーリュ」(壁に水を掛ける)するのもOKとなっています。
こちらは脱衣で利用するので、本格的なサウナに入りたい場合はかおるこがおすすめです。
水風呂とコールドルームでクールダウン
女性フロアには「かおるこ」を出てすぐの場所に約16℃の水風呂が1つと、「すちこ」の並びに約8℃の「コールドルーム」が1つあります。
コールドルームには化粧水が用意されているので、乾燥対策もバッチリです。
2つのととのいスペース
女性フロアのととのいスペースは「外気ラウンジ」と「トトパラウンジ」の2つです。
外気ラウンジは男性フロアより狭いですが、同じように半外気浴スペースとなっています。
トトパラウンジも男性フロアの「リフレッシュラウンジ」のようにドリンク飲み放題ですが、女性フロアにはハーブティーもあるのがポイント。
また、パウダールームには女優のMEGUMIさんがセレクトしたスキンケアアイテムがそろっているので、手ぶらで訪れてもOKです。
TREATMENT SAUNA SteaMs.(赤坂)
赤坂にある「TREATMENT SAUNA SteaMs.」は2023年5月にオープンした女性専用サウナです。
2つのスチームサウナで肌・髪・腸を整えるための美容サウナには、こだわりがたっぷり詰まっています。
サウナは好きだけど肌や髪へのダメージが気になる女性は必見です。
スチームサウナ「RETOX]
1つ目のスチームサウナ「RETOX」はすべて半個室になっています。
それぞれのスペースにはシャワーが完備され、クレンジングオイルやシャンプーなども用意されているので室内で移動する必要がありません。
スチームで毛穴が開くので、汚れをしっかり流せます。
ハーバルスチームサウナ「TERRA」
2つ目のスチームサウナ「TERRA」では、植物療法士の梅屋香織氏によってブレンドされたハーブをふんだんに使用しています。ハーブの香りは深く吸い込むことで脳を刺激し全身へと行き渡るため、肌や髪だけでなく体の中もトリートメントできるのが特徴です。
室内中央にはスチームを効率よく循環させる球体があり、ぐるっと囲む形で座るようになっています。
リラクシングエリア「NEST」
リラクシングエリア「NEST」はソファータイプのととのいスペースと、椅子が置かれた半個室のととのいスペースがあります。
サウナ後はパウダールームに用意されているこだわりのスキンケアアイテムで仕上げて、セルフトリートメント完了です。
泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ(大井町)
大井町にある「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」は、2024年6月にオープンした男性専用施設です。
プレオープンでは女性も利用できるようにレディースデーが設けられました。
オープン直後から男女ともに高い評価を受けている「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」の特徴をご紹介いたします。
アウフグースサウナ「KUU」
1つ目のサウナ「KUU」は約95℃のドライサウナです。
頻繁にアウフグースが行われ、合間でセルフロウリュを楽しむこともできます。
蒸気が登っていく様子を目で楽しむために天井が高く設計されていたり、あぐらがかきやすいように広めに作られた座面など居心地の良さが人気です。
セルフロウリュサウナ「ZEN」
2つ目のサウナ「ZEN」は約100℃のドライサウナです。
瞑想に集中できるようにこだわった室内の座面は畳張りで、半個室もあります。
半個室にはシャワーが設置されているため、瞑想の途中でクールダウンすることも可能。
また、セルフロウリュに使用されているのはお茶という点も特徴です。
こだわりが詰まった3種の水風呂
水風呂は深水風呂18℃前後の「リトルマーメイド」と10℃以下の「シングル」、30℃前後の「不感湯」の3つがあります。
水深140cmのリトルマーメイドとシングル水風呂では、頭からしっかり汗を流せば潜水が可能です。
3つの水風呂をはしごすれば、冷冷冷交代浴を楽しむこともできます。
贅沢なととのいスペース
ととのいスペースは内気浴と外気浴がそれぞれ1つずつです。
内気浴は空調が効いた暗い部屋に椅子が6~8脚あり、外気浴スペースは屋上で露天風呂を囲むようにインフィニティチェアなどの椅子が設置されています。畳のスペースでは横になってもOKです。
※各施設の詳細はホームページよりご確認ください。
今回は、サウナシュラン2024にランクインした東京の施設を3つご紹介いたしました。
サウナシュラン発表後は混雑が予想されますが、気になった施設があればぜひ行ってみてくださいね。
※紹介記事内の画像はすべて公式ホームページから転載させていただきました。
▼2023年度の紹介記事はこちら