第3次サウナブームをひも解く
なぜいまサウナが人気?

なぜサウナがブーム? 知る

日本のサウナは1957年、東京・銀座の「東京温泉」に設置されたものが最初と言われています。本格的に流行したのは64年の東京オリンピックがきっかけだったそうです。選手村に設置されたサウナが注目され、一気にサウナ施設が増えました。80年ごろからは健康ランドやスーパー銭湯の開業に伴い第2次サウナブームを迎えます。そして現在のサウナブーム。なぜいま再びサウナが人気なのでしょうか。

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ドラマ『サ道』が流行のきっかけに

現在の第3次サウナブームは、2019年タナカカツキさんのマンガ『サ道』のドラマ化で火が付いたと言われています。それ以前から、すでにSNSではインフルエンサーの投稿が増え、テレビでは芸能人がサウナ好きを公言するなど、流行の兆しはあったようです。

そういった有名人の発信に、SNSユーザーが敏感に反応し、さらにドラマ『サ道』のヒットでブームとなりました。
ドラマ『サ道』はシーズン1・2に特別版を加え、現在までに全5作が放送されています。
その他にも
・サウナーマン〜汗か涙かわからない
・サウナぼっち
など他のテレビ局でもサウナをテーマにしたドラマが放送されました。
23年7月には女性サウナ―のリアルを描いたマンガ『湯遊ワンダーランド』が、ともさかりえさん主演でドラマ化されました。

これまでの、❝サウナはおじさんのもの❞というイメージはなくなりつつあります。

一時的なブームからソロ活として定着

しかしこの第3次サウナブームも2020年以降は新型コロナの流行で、施設が利用できない状況がありました。一方、コロナ禍で注目されたのが「ソロ活」です。感染防止のため「密」を回避しつつ、ひとりでも楽しめるソロ○○が増えたことで、緊急事態宣言解除後にサウナを利用する人も増えたのではないでしょうか。

アフターコロナとなったいま、サウナはもう一時的なブームではなくソロ活として定着していると感じます。一度ハマってしまうと定期的に通わずにはいられませんから、習慣化している方も少なくないでしょう。
都内の人気店では行列ができることもあるといいます。

独自に進化する日本のサウナ文化

過去のブームを経てサウナ施設も多様化しています。
種類はもちろん、「ロウリュ」や「アウフグース」、「ヴィヒタ」や「ウィスキング」などさまざまな国で行われているサービスを取り入れ、より質の高いサウナ体験ができるようになってきました。

個性あるサウナ施設が増え、自分好みの「ととのえる」サウナを見つけることもひとつの目的として、サウナの楽しみ方も広がってきているのではないでしょうか。

サウナ後に食べるご飯を「サ飯」と言い、サウナを目的に旅行することを「サ旅」と言います。こうした言葉からも、単に汗を流すためのサウナではなく、サウナを中心とした活動「サ活」へと日本のサウナ文化が独自に進化し根付いてきているのではないかと思います。

まとめ

今回はいまなぜサウナがブームなのかを解説しました。
現在サウナ業界は空前のブームと言われています。多くの人が利用するようになった反面、マナーを守らないサウナ―も増えているそうです。

サウナはみんなで入る場ですので、迷惑を掛けないように周囲の方に気を配って利用したいですね。

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