サウナと岩盤浴は何が違うんだろう?と思ったことはありませんか?
汗をかくという点は同じなので、「サウナに入れば岩盤浴なんて必要ない」というのが大半のサウナ―の意見かと思います。でも、似ているようで本当は全然違うのがサウナと岩盤浴。
今回は、サウナと岩盤浴の違いや、どっちがいいのかを解説いたします。
サウナと岩盤浴の違い
サウナと岩盤浴には、特徴・入り方・汗の質や量・効果に違いがあります。
それぞれの違いを知れば体の調子をさらに整えることができるので、知っておいて損はありません。
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
特徴
サウナと岩盤浴、それぞれの特徴を比較してみましょう。
サウナは90度前後の高温で体の表面を一気に温めます。高温により広がった血管を水風呂で収縮させ、全身の血流を良くするのがサウナの特徴です。
一方の岩盤浴は、50度前後に温められた部屋に敷かれた石の上で横になり体を温めます。石から出る遠赤外線によって体の芯までじっくりと温めることができるので、体への負担も少ないのが特徴です。
入り方
サウナと岩盤浴の違いの2つ目は「入り方」です。
サウナの基本的な入り方は「お風呂」→「サウナ」→「水風呂」→「外気浴」が基本ですが、岩盤浴では水風呂を挟みません。岩盤浴の入り方は「お風呂」→「石に寝転ぶ(うつ伏せ、仰向け)」→「外気浴」となります。
また、サウナは水着着用の施設を除き裸で入るのが一般的ですが、岩盤浴では必ず岩盤浴着を着用します。
汗の質や量
サウナと岩盤浴では「汗の質」が違うのだそうです。
サウナは高温によって一気に汗腺が開くので、毛穴の汚れを含む少し粘度の高い汗がドバドバと出ます。
岩盤浴では体の内側から温められ、皮脂腺からサラッとした汗がじわじわと出てくるのでベタベタしません。皮脂腺から出る汗には保湿力があるため、流さない方が良いともいわれています。
効果
サウナと岩盤浴には、その効果にも違いがあります。
サウナには「自律神経を整える」「疲労改善」「リフレッシュ」などの効果があります。自律神経の乱れが気になるときや、ストレスや疲れが溜まってると感じたときはサウナがおすすめです。
一方、岩盤浴の効果には「免疫力を上げる」「冷え性改善」「リラックス」などがあります。血行が良くなり体質改善にも繋がるので、女性は生理痛やPMS(月経前症候群)にも岩盤浴がおすすめです。
サウナと岩盤浴のメリットとデメリット
サウナと岩盤浴は、どちらにもメリットとデメリットがあります。比較してみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
サウナ | ・自律神経が整う ・料金が安い ・汗をかいた直後に流せる | ・横になれない ・高温で髪が傷む ・カップルで入れない |
岩盤浴 | ・体質改善ができる ・静かでリラックスできる ・肌がきれいになる | ・料金が高め ・裸で入れない ・岩盤浴着が汗で冷える |
どちらもメリットが多く良いことづくめですが、裸で入れるか入れないかという点が大きな違いでしょうか。
岩盤浴が苦手な人には、汗で濡れた服を着ているのが気持ち悪くて嫌だという意見が多いようです。
サウナと岩盤浴の注意点
サウナと岩盤浴を利用する際の注意点は「水分補給」と「コンタクトを外す」の2点です。高温の中で大量の汗を流すサウナと岩盤浴では、水分補給を心掛けて脱水症状になるのを防ぎましょう。
入る前→入っている途中→出た後、と数回に分けて飲むのがポイントです。特に入る前と出た後は、忘れずに水分補給をしてくださいね。
また、高温のサウナや岩盤浴にコンタクトをつけたまま入るのはおすすめできません。乾燥によってコンタクトが眼球に張りついてしまう危険があるので、できるだけ外すようにしましょう。
サウナと岩盤浴に入るならどっちが先?
サウナと岩盤浴に続けて入るとして、どっちが先の方が良いんだろう?と迷いますよね。
答えは「どちらが先でも良い」です。
順番によって効果がなくなるということはないので、ご自身の好きな順番で入ってください。
最後に汗をしっかり流したいというのであれば、岩盤浴の後にサウナが良いかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、サウナと岩盤浴の違いについて解説いたしました。似ているようで全然違う岩盤浴も、入ってみると心地良くて良いものですよ。
その日の体調や気分に合わせて使い分けするのも良いかもしれません。
なんとなく岩盤浴を避けていた人も、一度体験してみてはいかがでしょうか。