忙しい毎日のなかで、なかなか熟睡できないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのがサウナ。
サウナは自律神経を整え、心身をリラックスさせることで質の高い睡眠へと導きます。
とはいえ、快眠効果があるのは「朝サウナ」と「夜サウナ」、どちらなのでしょうか?
今回は、サウナで快眠効果が得られる理由や睡眠の質を上げるポイントなどをご紹介いたします。

サウナで快眠効果を得られるのは朝夜どっち?
サウナで快眠効果を得られるのは朝夜どちらともいえません。
就寝の2〜3時間前に入るのが効果的ですが、生活習慣は人によって違います。夜勤明けなどで朝に眠る習慣がある人にとっては朝サウナの方が効果的ですし、夜に眠る習慣がある人は夜サウナがおすすめです。
サウナに快眠効果がある理由
サウナに快眠効果がある理由は次の3つです。
・自律神経が整う
・深部体温の上昇
・適度な疲労感
それぞれの理由を深堀りしていきましょう。
自律神経が整う
自律神経は交感神経と副交感神経から成るもので、2つのバランスが整うことで快眠効果を得られます。
サウナでは温冷交代浴をすることによって自律神経を整えられるため、不眠症などの睡眠障害がある人にもおすすめです。「しっかり眠っているのに疲れがとれない」という場合も自律神経が整うことで睡眠の質も改善され、心身の疲労回復が期待できます。
深部体温の上昇
質の高い睡眠を得るためには、入眠前に深部体温を下げることが重要です。
サウナによる発汗は深部体温を上昇させ、水風呂では低下させます。深部体温は入眠前に自然と低下しますが、急激に下がることで深い眠りに眠りにつきやすくなるため、サウナでの温冷交代浴がピッタリ。
ただし、サウナの温度が高ければ良いというわけではありません。
深部体温を上げるためには湿度も必要なので、80℃前後のフィンランドサウナがおすすめです。
適度な疲労感
快眠の条件には適度な疲労感が欠かせません。
サウナでは温冷交代浴をしますが、汗をかく時や水風呂に入る時に心拍数が大きく変動します。
大きなエネルギー消費にはならないものの、運動した後のような適度な疲労感が得られるため、質の高い睡眠をとるのに効果的です。
サウナで睡眠の質を上げるポイント
サウナで睡眠の質を上げるポイントは次の3つです。
・就寝2~3時間前に入る
・アルコールやカフェインは控える
・アロマを使ったサウナに入る
快眠するための重要なポイントを1つずつ見ていきましょう。
就寝2~3時間前に入る
サウナの効果を最大限に引き出すためには、就寝の2〜3時間前にサウナに入るのがおすすめです。
質の良い睡眠には深部体温の上昇と下降が必要ですが、サウナを出た後は十分に体が温まっている状態で、すぐには下がりません。
深部体温が下がり始めるまでは2〜3時間ほどかかるため、就寝前は逆算して入るようにしましょう。
アルコールやカフェインは控える
アルコールやカフェインを摂取すると、睡眠の質が低下する可能性があります。
アルコールには脳を活性化させる働きがあり、カフェインには眠気覚ましの効果があるので、どちらも就寝前に摂取する飲み物には適していません。特に、アルコールは睡眠の浅いレム睡眠を増やしてしまうため注意が必要です。
就寝前はホットミルクやハーブティーなど、ノンカフェインの飲み物を選ぶようにしましょう。
アロマを使ったサウナに入る
ラベンダーやカモミールなど、リラックス効果のあるアロマオイルは快眠効果があります。
ロウリュやスチームサウナではアロマオイルを使用している場合がありますが、リラックス効果の高いアロマを使用していることがほとんどです。
施設によっては覚醒作用のあるペパーミントやユーカリを使用していることもあるので、しっかり眠りたいという日は使用しているアロマオイルを確認しましょう。
サウナ後に昼寝するのはあり?
サウナ後に昼寝をするのは、状況によって効果が異なります。
疲労が溜まっているとサウナ中でも眠くなりますが、長時間の昼寝はおすすめできません。
昼間に長時間昼寝をすると夜眠れなくなる可能性があるため、長くても30分以内にとどめるようにしましょう。
まとめ
今回は、サウナの快眠効果について解説いたしました。
サウナで快眠効果を得るのに適した時間帯は、朝と夜どちらともいえません。
生活習慣は人によってそれぞれ異なるため、就寝時間の2〜3時間前に入るようにしましょう。
眠りの浅い人や寝ても疲れがとれない人は、記事の内容を参考にして質の良い睡眠をとってくださいね。