今回は、サウナ初心者の方のために基本的なサウナ用語をまとめました。
一口にサウナと言っても施設によっていろいろな種類があります。サウナ用語を知ることでその施設のタイプやサービスを知ることができ利用しやすくなるはずです。ぜひチェックしてみてくださいね。
サウナの種類
サウナの種類は大きく分けて3種類あります。
そこからさらに使用する素材や形状などで細かく分類されます。
乾式サウナは、いわゆる日本に昔からあるタイプの一般的なサウナです。銭湯などはほとんどがこのタイプです。温度は100℃前後、湿度は10%程度と高温低湿が特徴です。ドライサウナとも言います。主にストーンやヒーターで室内を熱しますが、熱源に関わらず高温低湿のサウナを乾式(ドライ)サウナといいます。
湿式サウナは、乾式サウナとは逆に温度が低く湿度が高いサウナのことでミストサウナやスチームサウナが代表的です。温度は50℃前後で湿度は80%~100%となります。霧状の温水や水蒸気によって室温と湿度を上げていく仕組みです。乾式サウナと比べて、焼けるような肌の感覚や息苦しさはありません。
サウナ発祥の地であるフィンランド式のサウナです。温度は60℃~80℃、湿度は20%~30%と乾式サウナと湿式サウナの間くらいの中温中湿となっています。フィンランド式サウナは、専用のサウナストーブで高温に熱したサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させる「ロウリュ」という入浴法が特徴です。ロウリュサウナとも呼ばれます。
サウナの種類は、基本的にはこの3つに分類されますが、熱源によって「遠赤外線サウナ」や「塩サウナ」「ケロサウナ」などと呼ばれたり、その形状から「テントサウナ」や石窯のようなドーム型の「韓国式サウナ」と呼ばれたりさまざまです。
またマイナス温度まで冷やしたアイスサウナもあります。
その他の用語
あ行
ロウリュで発生した蒸気をタオルなどで仰ぎ、室内に熱気を広げたり入浴者に直接熱風を送ったりするサービスのことです。施設によってはこのサービスを含めてロウリュと呼ぶこともあります。熱風を一気に浴びることで体感温度が上昇し発汗作用が促されます。
アウフグースはドイツが発祥で、本場ドイツではアウフギーサーという専門のパフォーマーが存在し、音楽などと合わせてエンターテインメントとして根付いています。日本でも「熱波師」と呼ばれる専門のスタッフがいる場合もあります。
白樺の若い枝葉を束ねたものです。本番フィンランドのサウナには必ず置いてあります。白樺のさわやかな香りはリラックス効果を高めてくれます。
ヴィヒタで全身を叩くように使用することをウィスキングと言います。
ヴィヒタは豊富なミネラルを含んでおり、ウィスキングによって血行促進や新陳代謝の活性化、殺菌作用などが期待できるといいます。
オロナミンCとポカリスエットを混ぜたドリンクです。2つの商品名から「オロポ」と呼ばれています。サウナで消費された塩分やビタミンを補給する飲み物として多くのサウナ愛好家たち人気です。自分で作る場合は1:1の割合が黄金比といわれています。施設によっては「オロポ」としてメニューにある場合もあります。
か行
サウナや水風呂のあとに外気にあたりながら身体を休めることをいいます。外気浴によって、体内ではそれまでの交感神経優位から副交感神経優位の状態に切り替わりリラックス効果を得られます。「ととのう」ためにはこの外気浴が非常に重要だと言われています。
さ行
サウナ愛好家の別称。
サウナ活動の略。
漫画家タナカカツキ氏の、サウナをテーマにしたマンガおよび同作を原作としたドラマ・映画のこと。近年のサウナブームはこの「サ道」がきっかけと言われています。サウナ―のバイブル。
た行
サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すことで訪れる独特の感覚のことを言います。医師の加藤容崇氏は著書『医者が教えるサウナの教科書』で、興奮状態とリラックス状態の共存だと解説しており、「究極にリラックスしながらも頭は冴えている」「なんともいえない浮遊感」などと言われることがあります。
ら行
高温のサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることで、サウナ室内の湿度、体感温度が上がり発汗を促します。フィンランド式サウナの特徴です。日本ではアウフグースまでを含めてロウリュと呼ばれることもあります。
初心者向けに基本的なサウナ用語を紹介しました。
こちらのページは随時用語を追加していきますのでぜひ引き続きチェックしてみてくださいね。